ロクロでひいた作品は、普通の場合半乾きになったところで、
ロクロの上に逆さに固定して、高台(コウダイ)を削り出します。
その際使うカンナとして僕は平線カキベラを使うことが多いです。
先端はいろんな形の物がありますが、手前がほぼ新品状態です
しかし使っているうちに擦り減って、奥のように今にも切れそうになって、事実このまま使うと切れたとたんに
指を刺したりしてしまい、危険です。
こんなふうに、細くなってしまったものが何十本も貯まってしまいました。
ナントかならないかと考えて、自分で再生することにしました
それと言うのも材料になりそうな物が見つかったからです。
あるとき車のワイパーのゴムのブレードを交換していると、
補強のためでしょう、ちょうど良いステンの細板が入っていたのです。
それからは、ワイパー交換のたびに、それだけは捨てずに取っておきました。
それを使って、交換してみましょう。
まず、平線を固定している針金をほぐします、すぐに巻きなおすので
さいごは固定されたままで大丈夫です。
古く細くなったカキベラに倣って、ステンの細板を曲げます。
しっかりと針金を巻きなおせば完成です。
片側 10~15分もあれば出来ます。
リサイクルにもなるし、
新品を買うと、近くの陶芸材料店では1本 650円位、
ネット販売だと、500円前後のようですが送料もかかるし
長い目で見ると馬鹿にできません。
この記事へのコメント
龍の住人
通信教育第2弾ですね
ワイパー・・今度試してみます
でも実際の所、いまにも切れそうな
細いヤツがよく削れたりしますよね?
あまかざり
ちなみに削った土はそのまま
乾燥させちゃう派ですか?
家では削るはしから左手で受けて
容器に入れて半乾きの状態の物を
ビニール袋に貯めておいて、
量がまとまったら、練り直しています。
龍の住人
乾燥させちゃう派です
ろくろ失敗作なども乾燥させて
粉々に砕いて、量がたまったら
多目の水にひたして
石膏の器に盛って・・・
(ここで置き忘れてカチカチになって)
めんどくさいです
土練機がないので・・・
あまかざり
仕事のペースが違います・・・
僕も独立した時は 土練機なしで山土を
水簸したものを足で練っていましたが
半年で諦めて、土練機を買いました。
今は滅多に見ない腹下り式の混練機 兼
土練機タイプの物でしたが、
数年前、17~18年で壊れました。
メンテナンス不足です!
土練機は頑張って買いましょう!
仕事の内容によって大きさは検討した方が良いですが上手く使えば、
仕事の効率は2倍以上になります。
すべて、手作り!!という
こだわりがあるなら別ですが・・